ここでは脂漏性脱毛症の症状や原因、対策方法について解説します。
脂漏性脱毛症とは、頭皮の脂が増えてしまい毛穴に詰まることで、毛髪の成長を妨げてしまうもの。毛穴に詰まった髪は炎症を起こし、脱毛してしまいます。
円形脱毛症のような突然の脱毛とは違い、徐々に進行していくタイプの脱毛症です。頭皮の脂が多いタイプの人によく見られます。
他の脱毛症の中にも、「頭皮の脂」による症状が多く見られますが、脂漏性脱毛症の場合は、尋常でない量の脂が出るので一目見ればすぐに分かるそうです。
脂漏性脱毛症は男女共に発生する可能性はありますが、体質上、脂を多く分泌する男性の方が発症しやすいと言われます。
主な原因は3つに分けられます。
皮膚科で治療を行うことになります。脂漏性皮膚炎の治療によって脱毛が改善された方は多いです。脂漏性脱毛症は、滅多に見られる症状ではありません。多少脂性ぎみ、という程度では発症しないからです。
他の人よりも極端に脂性である場合(半日~1日程度で髪の毛が濡れたようになるなど)には、頭皮を不潔にしていると脂漏性脱毛症を発症する可能性もあります。
まずは毎日のシャンプーを怠らないようにしましょう。また、刺激の強いシャンプーを使用すると、今度はシャンプーが原因で脱毛症を起こす場合もあるため、なるべく頭皮に刺激の少ないシャンプーを使用することも大切です。
脂漏性脱毛症は十分に予防できる症状です。発症してから治療をするというのではなく、発症しないように予防をすることのほうが、有効かつ現実的でしょう。